前回のiPhoneの画面割れを早く直しておきたい理由(その1) に続き、iPhone画面割れが引き起こした実際に起きたトラブルを、スマホ相談王にご来店されたお客様のエピソードからご紹介します。

パスコードロックとは?

皆さん、スマホをお使いの際は画面のロック(パスコードロック)をお使いになっていると思います。他人に勝手に操作されないよう数字や文字、パターンなど暗証番号の入力を必要とさせるものです

これを設定しないと、スマホで出来る電子決済やSNSなど生活のほとんどが勝手に操作されたり、個人情報が全て盗まれてしまう危険があります。

もし設定してない人がいたら、ただちにロックの設定をしましょう!

知らぬ間にパスコードロックが掛かる

パスコードロックが掛かる主な原因

①液晶の誤作動による、勝手なタッチ操作?

画面が割れた際、その衝撃で液晶にもトラブルが生じた場合には、勝手にタッチ操作がされてしまうという症状も少なくありません。
画面を割ってしまった人の中には、起動すると画面が勝手にタップされてアプリや文字入力がされてしまう経験があったのではないでしょうか。
タッチ入力が上手く行かず、勝手に押されて解除の入力を誤るというケースが頻発しています。

そのような状態では、例えばポケットの中で不意にボタンが押されてしまい、画面が点き、知らぬ間に誤作動でロック解除に失敗しているかもしれません。

②手前に傾けてスリープ解除

更に近年の新機能で「手前に傾けてスリープ解除」という機能が実装されました

この機能では内臓センサーによりiPhone を手前に傾けて見るだけで自動的にスリープが解除され、ロック画面が表示されます。

例えばポケットから出した時、置いたiPhoneを手に取る、持ち上げたときに自動的に画面が点くようになり、すぐにロック解除にすすめるという、便利な機能です。iPhoneXをお使いの方であれば、持ち上げて顔認証まで、操作せずにロック解除してくれるという便利な機能でもありますが…。

どちらも見知らぬ間にロック解除画面が点いた場合に、液晶の誤作動で勝手にロック解除のタップをしている可能性があります。知らぬ間に間違った番号が押されて、ロック解除の失敗が起きているかもしれません。

iPhone で「手前に傾けてスリープ解除」を使う

https://support.apple.com/ja-jp/HT208081

そして知らぬ間にiPhoneがロックされているかも?

皆さんご存知だとおもいますが、iPhoneのロック解除を何度も失敗するとしばらくiPhoneが使えなくなってしまいます。(設定している方のみ)

さらに何度もロック解除に失敗すると、再度解除出来る画面に戻る時間が1分、5分、10分と増えていき、最後にはリセットすることしかできなくなることも…。

バックアップを取っていない方は、残念ながら初期化するしかなくデータを失ってしまう危険もあるのです。

iPhone、iPad、iPod touch のパスコードを忘れた場合や、デバイスを使用できないというメッセージが表示された場合

https://support.apple.com/ja-jp/HT204306

画面割れから気づかぬうちに見知らぬ人からiPhoneを守る機能と、便利に使う機能が相まってデータを失ってしまう危険が、実際にあります。

画面故障で画面が確認できない場合に、見えないところでこのようなトラブルが発生していることもありました。画面を直してみたらもうiPhoneのロックが掛かっている…なんてことも。

一番の対策は機能をオフにすることだが…

このトラブルを絶対に回避するには、「リセットする機能を無効にする」ことやパスコードを使わないことになりますが、万が一の際にあなたの個人情報が盗まれたり、使われてしまうリスクが大きいのでおすすめしません。

iPhone で「手前に傾けてスリープ解除」が不要な人は、これをオフにしておくだけで防げる可能性がありますので、設定をオフにしてみてください。

不安なときは電源を切っておく

画面に誤動作が見られる場合は、すぐに電源を切っておきましょう。

修理に向かっている間にロックが掛かっていたこともあるので、電源を切って修理に出せばトラブルの前に画面が修理できる可能性が高くなります。

まとめ

前回と今回で、画面割れが引き起こした主なトラブルをご紹介しました。

ちょっとした画面割れでも、衝撃による不具合やトラブルを引き起こす可能性があります。手軽なスマホといえど、最新の科学と技術が詰まった精密機器です。

油断せず、お使いください。

またここまでの設定や説明がわからない方も、まずはスマホ相談王に相談してみてください。ちょっとした設定で、データを失うリスクは限りなく下げることが出来ます